比良の八講(八荒)
お父さんにね、3月末に鞍馬にでも行こうよなんて
声を掛けたら…『その頃は比良八荒で大荒れになるから雨が降る』
なんて訳のわからん事を言う訳ですよ
なぁ~に言ってんだか
なんて思ってたら…滋賀の常識??なんすかね?
土曜日にIさんも『比良八講ってあってな…』なんて話をしてくだすった
どうやら調べてみると、こんな感じのようです。
比良の八荒、荒れじまい
春も間近の3月下旬、旧暦でいえば2月24日に、比良大明神に、『法華八講』
が修された。その頃、町や琵琶湖に、山から強い北西の季節風が吹き荒れる
ことがある。この嵐が去れば、長い冬も終わり、待ちわびた春の訪れである。
そのことが、いつしか、こんな風に言われるようになった。
だそうです。
『比良の八講』にまつわる悲しい恋物語
昔、一人の若い僧侶が、石場の旅籠(はたご)に足を休めた。僧侶は美しい
姿形であったので旅籠で働いていた娘は一目で僧侶が好きになり、ある日、
意を決して、自らの思いのたけを打ち明けたのである。娘の一途な気持ちに
心を動かされた僧ではあったが、修行中の身ゆえ応えてやる訳にもいかず、
苦し紛れに、「私は、湖水の彼方、比良の麓(ふもと)で修行しています。私が
恋しいとお思いなら、たらいの舟に乗って百夜通って来て下さい。そうすれば、
貴女の願いを叶えてあげましょう。」と言った。
喜んだ娘は、それから九十九夜、僧の姿を思い浮かべながら通いつめ、
いよいよ思いが遂げられるという百日目,3月20日の夜がやって来た。
はやる心を押さえつつ、いつもの場所までたらい舟を漕ぎ着け、陸の方を見や
ると、何と言うことか、いつもの比良の麓に見えていた灯火(ともしび)が見えな
い。娘はあまりの悲しさにうなだれたが、おりしも比良颪(ひらおろし)が湖上を
吹き荒れ、哀れにも娘はたらいの舟もろとも湖中に没してしまったのである。
それより毎年、この日は湖水が荒れる、と伝えられている。
こんな悲しい恋物語まであるんだとか。
『比良の八講』は、その湖の底深く没した娘を供養し、あわせて湖水で遭難した物故者の菩提を弔うための行事なんですって。
なぁ~んも知らなかった私。。
Iさん、勉強になりました
で、確かに荒れましたねぇ。。amamiya
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コメント
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わたくし、京都に住んでいるころから知っていましたよ。
でもね・・・「ひらのはっこうあれじまい」という風に、ひらがなで頭の中にあったのです。それで、実は近所に平野神社という神社があり、「平野はっこう荒れ終い」 という風に勝手に頭で変換してしまっていたのです。
自信を持って間違いを信じていましたから、真実を知った時はビックリ

それも、30歳くらいまで。・・・トホホ
今では、知らない人に優しく、詳しく教えてあげていますよ
投稿: なかきち | 2014年3月31日 (月) 21:37
ふえぇ~っ

京都在住のなかきちさんまで知っておられましたか
父親に聞いたときは、何の呪文かと思いましたわぁ(笑)
でも、ほんまに荒れたんで
そういう昔からの言い伝え的なものって
信用できるのねって再確認
ひとつ物知りになりましたヽ(´▽`)/
投稿: なかきちさんへ | 2014年4月 3日 (木) 09:25